いつつばぶろぐ

どうでもいいことを, いかにややこしく書くか

イタリア旅行記 第2日目(3月2日・水)①

更新をさぼっているうちに春休みもあっという間に終了し, いつのまにやら平成26年度と大学3年生が始まっていました. 無事大学3年生を始めることができてよかったです.

 

さてイタリア旅行記を書きはじめたまま ほったらかしてあれこれ歌っていたら旅行から1ヶ月経ってしまいました. このままじゃそのうち細かいことは忘れてしまいそうですね.

ようやく少し時間ができたので続きから書きます.

思えばまだ関空を飛び立って日本の上空から出てすらいないですからね.

 

そういえばエミレーツ航空の搭乗員さんは(CAというのかな)みなアラビアンな服装をしていました. 民族衣装とまではいきませんがどことなくアラブの装いを感じさせるスーツといった感じです. なんとなくの顔立ちを見るにアラブ系のお方なのかな, と思い眺めていると「こんばんは, ご搭乗ありがとうございます」と流暢な日本語の挨拶が出てきました. どうやらお化粧が濃かっただけの日本のCAだったようです. そりゃまあ関空発ですから日本人のCAもいることでしょう. その節は大変失礼しました. 

 

さて人生で初めて乗り込んだエミレーツ航空はなかなかに凄い飛行機でした. 僕らはまあ大学生の身ですからもちろんエコノミークラスだったのですが, 経済的の名を冠したエコノミーにしてはやたらにラグジュアルでした. 実際の座席はそんなに広くはなかったんですが, なんと全席にエンターテインメントモニタ(勝手に命名)が付いています. 前の座席の頭部分の裏側にモニタがはめ込んである感じですね. あんなんどうやって作るんでしょう. このモニタにはいろんな映画やら山のようなゲーム, 世界中のラジオ・テレビ・音楽をはじめとした様々なエンターテインメントコンテンツが並んでいます. 加えて現在の運行状況や目的地までの時間及び距離, 世界地図上でどこを今飛んでいるか(これがけっこう便利)みたいなおもしろインフォも見ることができます. たぶんあれを全部遊びつくすには世界を2周くらいしないと間に合わないのではないでしょうか. ドバイまで8時間のフライトじゃ足りないんじゃないかと思ったのはこういった次第です. 

ちなみにUSBポートもついていたので着席即iPhoneの充電です. 飛行機で充電してよかったのかな?と思いましたが...まあありがたい座席でした.

 

そのほかにも座席のシートポケットにはいろいろなものが置いてありそれらをいちいち物色しているだけで大興奮でした. まず目に入ってきたのは機内食のメニューで, (機内食だしせいぜいよくわからんパンとよくわからんサラダくらいやろ)と高をくくっていたらなんだかコース料理のような謎の文字列が並んでいます. しかも複数回...飛行機に乗ってるだけなのにタダで豪華なコース料理を食べていいのか?不安になりますね. さらにメニューの中で目を引いたのは「カップヌードル機内食サービスの時間外に提供いたします. 入り用の際はお申し付けください」との文です. 好きな時間にカップヌードルまでもらえちゃうのか...しかも一人一回とは書いてないし...ここに乗ってる人たちが次々カップヌードルを注文しだしたらどうするんだろう?などとワクワクした考えは巡ります.

 

(註1・しかしながら, 機内のエンターテイメントを堪能したりごはんを食べて寝たりしているうちにこのカップヌードルの存在をすっかり忘れており, 注文することはできませんでした. エミレーツ側も 何やかんやでカップヌードルを頼む人はそんなにおらんやろ という算段だったのかもしれません. )

 

 

メニューのほかに面白かったのはエミレーツ航空特製ポーチで, これを開けるとアイマスクと耳栓と靴下(?)がコンパクトに収納されています. 飛行機便利セットみたいなものかな?靴下とか何に使うんだ?履き替えるのか?ともかくこれを全員に無料で配るとはエミレーツも太っ腹ですね. さすが石油の国... ケチなのでどうせもらえるなら, とそのまま日本に持って帰ってきてしまいました. 

 

他にはヘッドホンの袋に入っていた3種のシールですかね. これは「起こさないでください」「機内食のときに起こしてください」「機内販売のときに起こしてください」の3つで, これのどれかを座席の頭のとこに貼っておくとCAさんがそれを見て察してくれるものだそうです. 機内食を逃してアア残念とならないために気を遣ってくれているんですね. しかしこのシールを貼るとなんだか食にがめついヤツみたいに思われそうで, 奥ゆかしいジャパニーズとしては少々気が引けます. 日本人たるもの自力で(または友人と互いに起こし合って) CAの手をわずらわせることなく機内食を勝ち取るべきではないでしょうか.

 

先述のモニタの下には同様にリモコンがはめ込んであり, これは横っちょのボタンを押すとニュッと押し出されてきて手元で使えるようになります. 文章だけではどうも伝わらないかもしれませんがこのニュッがやたらと楽しく, 初めてのゲーム機付き飛行機にテンションが爆上がりしていた我々はそのニュッにめちゃめちゃハマり, 1回出せばいいものを何回も出しては戻しニュッニュッしまくっていました. 今思い返すとなんだかよくわかりませんが, 得てして旅行とはそういうものなのかもしれません.

 

 

さて無事モニタからリモコンをニュッして遊んでいると, 先ほどの添乗員さんズが何かをくばりはじめました. なにやら白い布のような...なんだこりゃ?と思いながら待機しているとその正体はなんと「あったかいおしぼり」でした. 何でおしぼりなんか配ってんだ?居酒屋か?疑問符だらけでしたが一応手を拭いておきました.

 

機内ではだいたいの人がエンターテイメントモニタでテトリスやら五目並べやらシューティングゲームやらをエンジョイしていました. 封切りされたばかりのスター・ウォーズの新作を見ている人もいましたね. 僕はひととおりゲームを触ったあとは「予告犯」という邦画を見ていました. 邦画もちゃんと用意されてるんですねえ. 「Japanese Movie」でフォルダ分けされていました. バクマンとかアンフェアとかラインナップはいっぱいありましたよ. 予告犯の中身についてはまあここで書くことでもないでしょうが, そこそこ面白い映画でした. 原作のマンガも読んでみようかな.

ゲームで面白かったのは何だろう. 五目並べかな. 隣の人はひたすらテトリスに励んでいましたね. 機内のランキングを更新したり.

 

 

このあたりで第1回目の機内食(夕食)が出てきます. エンターテイメントのせいで今何時かもよくわからなくなっていましたが, だいたい深夜2時くらいだったんじゃないでしょうか. 

 

機内食の定番といえば「フィッシュ or チキン?」の2択ですよね. べつに給食のように全員統一で同じものを食べてもこちら側としては何の文句もないのですが, 機内食という限定された食事の中で少しでも選択の余地というか 遊び心を持たせているのでしょうか.

しかしこの選択性のせいですくなくとも一言はCAと会話しなくてはなりません(どちらも選ばない/両方という選択肢は無いようです. 両方食べられるもんなら食べたいですが). 自販機やコンビニ, ネットショッピングの普及により 店員と会話することなく買い物をすることが当たり前のように可能となった現代の日本人にとってはなかなかハードルが高いのでは?服屋などに行って店員から話しかけられるのを嫌っている人も多いでしょう.

 

しかしさすが一筋縄ではいかないエミレーツ航空, なんとその選択肢が「カニ or チキン?」でした. 本当です. カニくらい英語でcrabと言えば, もしくはチキンを日本語にしてカニ or トリニク?と聴けばいいものを 英語日本語チャンポンで聴かれて我々は困惑しました.

で, どっちにすればいいんだろう...

メニューにはカニとチキンの詳細も書いてあり, カニには山菜をゆでたヤツがついてくるっぽいです. これが案外おいしそうだったのでカニを選びました. 

ちなみに隣の友人にはチキンを選んでもらい, お互いに少し分けあうことにしましたが, これが二択を両方楽しめる最善の方法かもしれません.

 

出てきた機内食は予想に反して超豪華, 趣向を凝らした料理が飛行機の座席の小さなテーブルにうまくおさまるようワンプレートに凝縮されています. しかも選択性だったメインの入った器はわけがわからないくらいアツアツ, ほんとうに熱かったです. べつに多少ぬるくても タダで夕食を提供してもらっている以上構わないのにアホみたいに高温なやつが出てきました. こんだけ熱されて, カニさんもいい迷惑でしょう.

プレートの中でいちばん目を引いたのはです. 水?と思われるかもしれませんが, 水です. 水が例えるならゼリーのカップみたいなやつに封入されて配られました. 飲み口がなくどうやって飲むんだろうと思っていたらプラカップにザバーッと出してから飲むようですね. 謎の二度手間です.

他のメニューはパンとローストビーフのサラダ, デザートといったところでした. 汁物はさすがに提供できないっぽいですね.

メインのカニには山菜おこわみたいなものが入っており, (パンとおこわで炭水化物がダブってしまった)と "孤独のグルメ"のワンシーンがフラッシュバックしたりもしました.

 

ともかく初の機内食は新鮮で面白く, そしてけっこう美味しかったことを伝えておきます. 一番美味しかったのはデザートです. オレンジベースのケーキにシロップが浸透していてすてきな味わいでした. ぶっちゃけそんなにお腹空いてないし時間微妙だしこのデザートだけでもよかったかもしれないです.

 

 

食べ終わりかけたころにもういちどCAが回ってきて, 何かと思えば飲み物をくれるようです. ちょうど食後で, (日本だったらあがりに緑茶でも飲みたいところだナァ)とぼんやり考えていたところに カップに緑茶をついでくれたので エミレーツにはエスパーがいるんじゃないかと思いました. わりとちゃんとした煎茶でしたし. 

緑茶のほかにももう一度ドリンクをくれるようでしたが, いかんせん食後のぼんやりした頭から英語が出てこず, ほんとうはアイスコーヒーが欲しかったのにうまく言えずに結局コーラをもらいました. 無念です.

このコーラは缶で, アラビア文字で「コカ・コーラ」(たぶん)と書いてあるアラブ仕様コーラでした. 珍しかったのでしげしげと眺めていたらゴミ捨てのCAさんに回収されてしまいました. 無念です.

 

 

食事が終わると機内の照明が少し落とされ, 暗に「寝ろ」と言われます. 機内の照明が落ちると, 天井に天の川が現れ, 非常にロマンティックなキモチで眠りにつくことができます. このエミレーツの機内で天の川を眺めながら告白されたらオッケーしちゃう人もいるんじゃないでしょうか. しかしよくわからんとこにお金をかけますね. 

天の川の正体は天井にポツポツ小さな穴をあけ, 内側からライトで照らす仕組みのものでした. 

 

 

 

しかしながらこの飛行機の国際線というのは, 乗ったら娯楽が与えられており, 娯楽を享受しながら座っていたら食事が提供され, 飲み物が提供され, 食べたら寝かしつけられて, 起きたらまた娯楽にふけり, するとまた食事が出され, 食べたら眠り, となんだか飼育されている気持ちになります. エミレーツ航空のブタちゃんになりはててしまうのではないでしょうか.

 

 

そんな感じで僕らがブヒブヒと遊んだり寝ていたりしている間にも, 飛行機はアジア上空を横断してゆきます. 窓の外は遙か遠くまで切れ目無くつづく夜の雲海, さながらジェットストリームのようで, 猛烈な速度で遠ざかってゆく日本と近づいてくるヨーロッパに, ちょっとしみじみとしました.

 

 

余談ですが, 僕のお気に入りのグレーパーカーには「Happy」という文字が印字されています. 日本の服にありがちな よくわからん英字が書いてあって外国に着て行くとそのトンチンカンな羅列から冷たい目で見られたり外国人の間でネタになったりするやつです. 

とはいえまさかHappyって書いてあるくらいで何も言われんやろと思っていたら, トイレの順番待ちをしているときにCAさんから

「Nice shirt...Are you happy?」(いい服だね, お前幸せなのか?)

と笑いながら聞かれました.

これは存外恥ずかしく,

「あ....thanks, I'm happy.」(ありがとうございます, 幸せです)

みたいな返事しかできませんでした. 

これからは外国にHappyと書いたパーカーは着て行かないようにしたいと思います. 

 

 

寝たり遊んだりしているといつのまにやらもうあと数時間でドバイにつくというあたりで2回目の食事が出てきました. 朝食のようです. ブヒブヒ〜〜! 朝食のメニューはあまり覚えていませんが スクランブルエッグがおいしかったように記憶しています. 食後の緑茶とオレンジジュースもバッチリいただき, 友人とブヒブヒとおしゃべりをしました. 

 

このあたりで僕のアナログ時計を5時間ほどすすめておきました. ドバイと日本の時差は5時間, 日本のほうが5時間先の世界です. 

 

さて飛行機の中が面白すぎて文が長くなってしまったのですが, そうこうしているうちに機体はドバイ国際空港 مطار دبي الدولي. Dubai International Airport のターミナルに無事着陸しました. 中東に降り立つなんて初めて!

 

到着時のドバイの現地時間は朝の5時(日本時間午前10時)ごろです. 機内でブヒブヒ〜とご飯を食べたり寝たりしていたので時間感覚があまりなく, 朝の5時という感じはあまりなかったです.

 

初めてのドバイの第一印象は「なんだか暑い」でした. さすが中東, 外気はどことなくムッとしていて砂漠の国を思わせます. まあドバイが寒くても雰囲気無いし ちょうどよかったかもしれません.

 

Wi-Fiをレンタルしたらオマケでついてきた アラブ首長国連邦用のWi-Fiをオンにし, いつも使っているチェックインアプリ Swarmを開くと案の定スポットが英語だらけで閉口しました. もちろん日本語の表示などなく, 勘でそれっぽいスポットを選んでチェックイン, こうしてドバイに降り立ったわけです. 

 

空港ではバタバタとチケットのチェックやらをしました. ドバイはあくまで経由ですからスーツケースを受け取る必要もなく, 入国審査はとくに必要なく, その代わりに空港の外に出てはいけない(不法入国扱いになってしまう)といった感じです. しかしドバイ国際空港はメチャクチャ広いしいろいろあるので空港の外に出なくても乗り換えの3時間(3時間もありました)は優につぶせそうです.

 

午前5時とかいう早朝でありながらドバイ国際空港はなかなかのにぎわいを見せています. 広すぎてあったものを全て書くとキリがないですが, 有名なやつではマックやスタバやハーゲンダッツのお店, グッチやシャネルやオメガなどの高級ブランド, 海鮮料理店やハイネケンの並ぶバー, 屋台っぽいジェラート屋など...

またあちらこちらにオブジェやら広場やらもありました. さすが空港の敷地が広いだけあってわりとやりたい放題です. こども広場みたいなのにもやたらスペースがとってあってきっと子供も大喜びでしょう. 

 

ミーハーな我々はDXBと書かれた大きなレタリングオブジェの前で各人 D X B の三文字のポーズをして写真を撮りました. ちょっと若気の至りっぽいですが青春の1ページとして誰かのカメラロールに残っているでしょう.

 

 

(註2・DXBについてですが, ドバイ国際空港をアルファベット3文字で表したものがDXBとなるようです. 福岡空港はFUK, 関西国際空港KIXのように. これを空港コードといい, 世界中の空港にはアルファベット3文字のコードがついているとのこと. FUKとかはわかりますがDXBのXって何なのでしょう. と思って調べたら2文字じゃ足りないから数あわせにXを使っただけの意味なし文字だそうですね. )

 

 

ドバイ国際空港では我々のツアーの添乗員から, 「乗り換えのあいだの3時間は自由行動なので各自ウロウロしたり朝ごはんを食べておくなどしておくように」 と言われたので友人と共にDXBの散策にでかけました. 大学生らしくスタバで一服でもよかったのですがどうせならドバイらしいものを食べたいと思うものです. 

 

しかしドバイらしいものって何だろう?ドバイといえばやはり石油と成金の国(失礼)です. もしかしたら石油王と運命の出会いをして養って貰えるかも?と思い歩きながらキョロキョロしましたが, 案外 白い服にターバンの石油王チックな風貌の人がホイホイ歩いています. あのうち何割くらいが自宅に油田を保持しているのでしょうか. トキメキが止まらないですね.

 

空港の窓の外からは遠目にうっすらとブルジュ・ハリファのてっぺんが見えたりもしました. あの"世界一大きなビル"です. メチャクチャ遠くにあるはずなのにわりと大きく感じたので, 実際に行ってみると信じられないくらいのビッグサイズなのでしょう. 入国をしていないので僕たちはブルジュ・ハリファに行くことはできませんが, なんとなくドバイの栄華と発展を目の当たりにしたような気になれました.

 

 

あまり石油石油とはしゃいでいてもしょうがないし, ドバイのくせにたいして石油を感じるものがなかったので, 結局バーガーキングで朝食を摂ることにしました. 

もちろん日本語のメニューはあるはずもなく, 店員さんはアラブ系の無愛想なオバチャンでとても日本語が通じそうもありません. しかもアラブの通貨ディルハムは(ヨーロッパ旅行ですから)持ち合わせておらず, なんとかユーロで支払えないかと苦労しました. ただでさえ英語の授業がほとんどなく, よくわからんWeb教材も大してマジメにやっていないヘボ大学生であるところの僕は, 高校時代の記憶をひっぱりだしながらカタコトの英語をあやふやに使用し, なんとか購入に至りました. 英語力と英会話力というのはまた別モノであるということを痛感します. オバチャンの愛想の悪さも相まって, 海外初の自力での食事はあまり上手くいきませんでした.

バーガーキング自体はとてもおいしく, 海外だからか(日本の店舗に行ったことがないのでわかりませんが——バーガーキングデビューがドバイというのも不思議な話です)やたらにボリューミーですごく満足いくものでした.

 

食べてみて思ったのですが シートに座ったまま2回の機内食を経て, しかも次のドバイ→ローマでまた機内食が1回出てくるのに朝からバーガーキングはちょっと重かったかもしれません. 海外旅行にお腹の不調はつきものと聞いていましたからこれでいきなりお腹から不満の声が聞こえたらどうしようと心配になりました.

 

 

さて3時間というのは案外あっという間, ドバイタイムはこれくらいでおしまいです. ここからはエミレーツ航空を乗り継いでローマへと向かいます.

 

 

ローマへと向かう機体も関空から乗ってきたものとだいたい同じで, 座席にはモニタが埋め込んであり, 最初におしぼりが配られます. ドバイは暑かったのにおしぼりもあったかいもので, (気の利かないヤツめ)と思いました. 人は贅沢に慣れてくるとだんだんワガママになってくる生き物のようです.

 

ドバイからローマは3時間くらいなのに一応ちゃんと機内食が出てきます. さっき朝ごはん食べたのに...なんだか今が何時で, これは何食を食べているんだかわからなくなってきます. メニューはもう忘れましたがもちろん日本語はありません. 英語の食材をウンウンうなりながら解読し, 二択も無事すませ, ブヒブヒと遊んでいるとあっというまに飛行機はヨーロッパの上空に入ってゆきます. 機内食で面白かったのはごま豆腐です. 何が面白かったかというと, ごま豆腐だと思って食べたらチーズケーキだったところです. そんだけです.

 

ちなみにこのフライトのあいだに「あん」というどら焼き屋さんの邦画を見ました. どうもアメリカのアクション映画よりも日本のしみじみとした感動系の映画のほうが肌に合うようです. あん作りのおばあちゃんの想いが心にしみましたが, なんだってヨーロッパの上空でつぶあんのことを考えているんだろうとよくわからないキモチになりました. 

 

車窓(車窓という言い方で正しいのか?)からは大きな川や平野, いかにもヨーロッパという感じの赤レンガと白壁の建物が円上に固まった集落のようなものも臨めます. ああ〜地理の授業でやったなあと遠い高校時代に思いを馳せたり馳せなかったり, そうしているうちにローマの空港に無事着陸です.

 

 

 

いよいよイタリア入り!

 

 

 

ローマの空港は正式名称をAeroporto Roma Fiumicino "Leonardo da Vinci"(空港コードFCO)と言います(Swarmより何とか読み取った). イタリア語でしょうか. 

 

空港名に「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を冠するというのもなんともローマの空港らしくて面白いですね. こういうふうに空港にその地域の著名人の名前を付けるってのはよくあるのかな?と考えてパッと浮かんだのが高知にある「坂本龍馬空港」です. 急にローカルになりましたね. 坂本龍馬ダヴィンチが同列に語られるというのもおかしな話です(面白いほうの).

 

ローマの空港にはもちろん日本語はなく, いちめんイタリア人とイタリア語の世界でした(英語もあるけど). ドバイとの時差は3時間, 日本との時差は8時間で, 着いたときローマが午後1時でしたから日本は夜の9時だったのでしょう. 

 

さてローマでは外に出るわけですから入国審査が必要です. EU圏外から来た旅行者は別の窓口に並ばされますが, これがけっこうな混雑でした. 春だから遊びに来た人も多いのかな?昼ということもあり混雑でけっこう湿度と気温が高く閉口しました. 

入国審査といえば「この渡航の目的は?」という質問で, これに怪しい答えをすると不審者だとみなされて入国できないみたいなこともあるのでは, と緊張していました. 我々はまあ観光というよりも歌いに来たわけですから「Singing」と答えればいいんじゃないか?でも怪しいかな?歌わされるかな?と面白半分で行ったら渡航の目的を質問されることなくパスポートを見せただけの無言で入国審査が終わりました. ウーム.  余計なことをしなくてすんだのでよかったかもしれません.

 

 

入国審査を終えて空港のターミナル内に入ると, ああやっぱり外国なんだなあという感じがいよいよしてきます. なんというか「日本の匂い」がしないのです. これは感覚的なことなので伝わりにくいかもしれないですが...

あと荷物待ちのときにトイレに行ったのですがさすがオシャレな国イタリア, トイレまでやたらオシャレでした. オシャレすぎて流し方がすぐわからずややこしい思いをしました. トイレのことは後でも書きますが, いかに日本が優れているかが海外旅行をするとひしひしとわかるのではないでしょうか. 

 

 

ローマの空港では市街地へ出発する前にちょっとだけ自由時間があったので, すぐそこにあったカフェでエスプレッソを購入しました. 学業に追われて生協でコーヒーをジャブジャブ飲んで生活している身としては, ヨーロッパのコーヒーがどんな感じかに興味があったからです. ちなみにこれが初ユーロ使用でちょっとワクワクしました. 購入したエスプレッソはやたらに少なく, そしてやたらに苦く, ほんとうに苦く, ヨーロッパ人はこんな苦いものを常飲しているのか?とビックリしました. 量はほんの3,4口だったのに1ユーロ10セント(日本円にして140円ほど)したのですが, これを水で薄めれば日本のコーヒー140円ぶん(ボトル缶1本くらいかな)になるのではというくらいの濃度でした.

 

あとからわかったのですが このエスプレッソはそのまま飲むのではなく, お砂糖でジャリジャリに甘くしてから飲むものだったそうです. そりゃメチャクチャ苦いわけだ.

 

 

さてローマの空港を出ると, いよいよ市街地観光です!これから観光バスでローマ市街地に繰り出すことになりますが, そろそろ記事が1万字に到達するので, ここらでひと区切りつけたいと思います.

 

地球が回る方向とは反対に旅を進めてきたので, 端的に言えば時間軸に逆行していることになります.  すなわち体感ではいつまでたっても1日が終わらず, なかなかにキツい思いをすることになりました.  

 

イタリア旅行2日目はまだ半分くらいしか終わっていません.

長い1日ですね.

 

 

 

(②に続く)